ポータルサイトの活用方法
これまで、ウェブサイトへの「入口」編として、
「SEO」「リスティング広告」「SNS」をご紹介してきました。
今回は、「入口編」最終回。
「ポータルサイト」についてお伝えしていきます。
そもそも、ポータルサイトとは?
「ポータルサイト」といっても、様々なものがありますが、
そもそも「ポータル」とは「玄関・入口」という意味。
その名の通り、色々なサービスや情報を探す時に入る玄関のようなサイトのことです。
「Yahoo!」も検索エンジンを持ったポータルサイトですし、
特定の業種や項目に特化した「食べログ」「HotPepper」、
購入までできる「楽天」、
ニュースなどを提供するサイトなどもポータルサイトです。
みなさまも何かは使ったことがあるのではないでしょうか?
ポータルサイトのメリット・デメリット
様々な人が利用するポータルサイト。
みなさまも、
便利な検索機能
予約・問い合わせ機能
購入機能
ポイントが貯まる
色々なお店の商品を価格順に並べて探せる
…などなど、
利用者として、便利さを感じられていると思います。
では、商品やサービスを提供する側としてのメリット・デメリットはどうでしょうか?
大きくメリットと言えるのは、やはり利用者の数。
膨大なコンテンツの塊ですので、SEO的にも非常に強く、利用者の目に付きやすいです。
検索で「○○ 居酒屋」などと調べても、たいていの場合、
食べログやぐるなび、ホットペッパーなど、
大手ポータルサイトが上位に表示されます。
たとえば、大きな都市(○○市、○○県)や
大きな業種や商品の括り(グルメ、スニーカーなど)で
SEOで上げようと思っても、なかなか自社サイト単体では、
現状カンタンには上がりませんし、
手軽に掲載でき、SEO的にも強い、というのは、
ポータルサイトの最大のメリットと言えるでしょう。
さて、そんな「沢山の情報を」掲載しているポータルサイトです。
デメリットとしては、競合の多さです。
SEO対策で上位に上がったとしても、ポータルサイト内での順位争いがあります。
また、自社のページがたとえ利用者の目に入ったとしても、
掲載できる情報が少なく、
競合との比較検討がしやすいポータルサイトだけでは、
価格や立地などの情報だけで弾かれてしまう、
資金の潤沢にある大手には勝てない、ということになってしまいます。
ポータルサイト掲載時は3C・4P分析を
先に述べたように、ポータルサイトでは、ユーザーが比較検討しやすい、というのが特徴です。
つまり、競合に勝つこと、強みを明確にすることが第一歩。
そして、強みを明確するためには、3C・4P分析が役に立ちます。
3C分析とは?
「Customer 市場」で何が求められているのか、
「Competiter 競合」はどんな商品・サービスを提供しているのか、
「Company 自社」の現状はどうか、目標や強みはどうか、
を考え、
「市場でニーズがあり、競合にと比較されても勝てる自社の強み」
を見出すことです。
4P分析で自社・競合について知る
3Cの「競合」「自社」を考えるときに役に立つのが、4P分析。
競合・自社の
「商品/サービス」「価格」「宣伝」「立地」を、
一度書き出してみると、見えてくるものがあるかもしれません。
ホームページとの合わせ技は不可欠!
こうして、ポータルサイトへ掲載を行い、一安心…
ではいけません!!
自社が掲載できるポータルサイトでの情報量の少なさは大きなデメリット。
「このお店のこと、もっと知りたいな」
「この商品、買う前にもう少し色々見ておきたいな」
と、せっかく興味を持ってくれた方のニーズに、
答えられていない可能性があります!
興味を引いたあとには、
やはり、深掘りして情報を発信できる、ホームページは必要不可欠です。
ポータルサイトの受け皿として、ホームページを必ず用意し、
「興味」を「成約」へと導いていきましょう!
ここまで、10回に渡り、SEO・リスティング広告・SNS・ポータルサイト、と、
自社サイトへの入り口についてお話してきました。
では、受け皿ホームページはどんな情報を載せればいいのか…?
それには、まず、WEBサイトの種類を知っていきましょう。
ECサイトにコーポレートサイト…
自社サイトの目的や種類をまず知って、適切な運用を行うことが大事です。
というわけで、次回からは、
【ウェブサイトの種類 編】を数回に渡ってお送りします。
お楽しみにお待ち下さい!