こんなときどうすれば!?リスティング広告ケーススタディ
前回はリスティング広告の検索連動型広告の概要についてお伝えしました。
今回は広告を導入する際の心構え、そして運用のポイントをお伝えしたいと思います!
一番最初に考えるべきこと
広告のゴールが「売り上げを伸ばしたい!」とか「問い合わせを増やしたい!」「みんなに知ってもらいたい!」などざっくりとした目的だけではダメです。(みんなそう思ってますから!)
例えば、あなたがヨガ教室のオーナーで、ヨガ初心者の入会を増やしたい場合なら、広告の目的は「ウェブサイトからの無料体験レッスンの申し込み件数」等になります。
このようにしっかりターゲットを絞り、ゴール=コンバージョンを定めることが、最初の大きなポイントです。
運用が始まったら…
私たちは広告主であるお客様方と打ち合わせを重ね、最終的に出稿する広告内容を決めて行きます。
他の媒体に比べ、反応がすぐに分かりやすいのがメリットの1つでもあるリスティング広告ですので、広告を公開後は、ついついすぐに効果反響を期待してしまいがちです。
しかし!ここで大事なのはまずは【少なくとも二週間程度はそのまま広告を掲載して見守ること】です。
掲載結果と次の対策例
今回は、名古屋市A区にあるヨガ教室のオーナーが広告主で、
ウェブサイトからの無料体験レッスン申込みがゴールと想定して見ていきます。
※全て実際の運用の結果ではなく例です。ご了承ください。
▼現在の設定キーワードの状況
こちらの場合は、クリックされていない、もしくはクリックが少ない状態ですから、とりあえずは予算の心配は要りません。まずすべきことは、キーワード設定の見直しと、品質スコアの向上に対策できることはないか考えることです。
上の表では、いずれのキーワードも上限単価は50円で、それぞれ品質スコアや掲載順位が異なっています。
この場合は以下のような改善をすることができます。
改善①「ヨガ教室 A区」
品質スコアは比較的良いが、広告掲載順位が低いため、クリックの上限単価を上げる。
改善②「ヨガ 名古屋市」
品質スコアが低く、広告文とキーワードの関連性が低いと考えられるため、別の広告グループを作成して、関連性の高い広告文で表示させるようにする。
改善③「ヨガ教室 岐阜市」
そもそも“岐阜市にあるヨガ教室を探している人”が名古屋市に通う可能性は極めて低く、さらにキーワードと広告文の関連性も低い。この場合は岐阜市を対象エリアとせず、キーワードを外す。
▼現在の設定キーワードの状況
▼現在の検索クエリ(実際クリックされたキーワードのレポート)
この場合は、結果につながらないのにどんどんクリックされて費用がかさんでいってしまっている状態です。クリックはたくさんされているので、広告文の内容はあまり問題無さそうですが、主に2つの原因が考えられます。
1つ目は、キーワード設定、
2つ目は、広告からのリンク先のウェブサイト側の内容です。
キーワード設定は、少しでも余分なクリックを抑えたい場合は必ず「除外キーワード」を設定します。上の表の場合は、もし広告主のヨガ教室に「ホットヨガ」の施設がなければ「ホットヨガ」は除外キーワードに設定します。また、「ヨガ」のみのキーワードで検索しているユーザーは、教室を探しているのかヨガについて情報を集めているだけなのかが分からないため、キーワードから外します。
その他にも、リンク先のウェブサイトの内容は、広告の内容に合っているかどうか見直しましょう。打ち出している内容が魅力的ではないとか、サイトの動線が悪いなどといった可能性も考えられます。広告を始める前の段階で、広告の内容に対して、ウェブサイトがしっかりマッチしたものになっているかどうか、ユーザビリティが良いかどうか等を見直し、改善しておく必要があります。
広告の効果が出た場合も、常にレポートのデータから改善できるポイントを探し、設定を調整していきましょう。
さらに問い合わせ件数や売り上げを伸ばす手段にこれという正解はありませんが、リスティング広告には1日の予算設定がありますので、この予算を上げる事でそれにほぼ比例して反響を伸ばすことは可能といえるでしょう。
ただし、当然ですが、費用対効果や実際にその仕事量をこなせるかどうかなど、しっかり考えた上で予算を決定しましょう!
リスティング広告について3回に渡ってブログを書いてきましたが、なんとなくリスティング広告について内容を掴んでいただけましたでしょうか?(複雑な話になってしまい申し訳ありません…)
今後も次の機会に広告について紹介をしたいと思います!
そして次回からは、いよいよSNSの活用についてご案内します!
どうぞご期待ください♪