ポータルサイトの活用方法
これまで、ウェブサイトへの「入口」編として、
「SEO」「リスティング広告」「SNS」をご紹介してきました。
今回は、「入口編」最終回。
「ポータルサイト」についてお伝えしていきます。
そもそも、ポータルサイトとは?
「ポータルサイト」といっても、様々なものがありますが、
そもそも「ポータル」とは「玄関・入口」という意味。
その名の通り、色々なサービスや情報を探す時に入る玄関のようなサイトのことです。
「Yahoo!」も検索エンジンを持ったポータルサイトですし、
特定の業種や項目に特化した「食べログ」「HotPepper」、
購入までできる「楽天」、
ニュースなどを提供するサイトなどもポータルサイトです。
みなさまも何かは使ったことがあるのではないでしょうか?
ポータルサイトのメリット・デメリット
様々な人が利用するポータルサイト。
みなさまも、
便利な検索機能
予約・問い合わせ機能
購入機能
ポイントが貯まる
色々なお店の商品を価格順に並べて探せる
…などなど、
利用者として、便利さを感じられていると思います。
では、商品やサービスを提供する側としてのメリット・デメリットはどうでしょうか?
大きくメリットと言えるのは、やはり利用者の数。
膨大なコンテンツの塊ですので、SEO的にも非常に強く、利用者の目に付きやすいです。
検索で「○○ 居酒屋」などと調べても、たいていの場合、
食べログやぐるなび、ホットペッパーなど、
大手ポータルサイトが上位に表示されます。
たとえば、大きな都市(○○市、○○県)や
大きな業種や商品の括り(グルメ、スニーカーなど)で
SEOで上げようと思っても、なかなか自社サイト単体では、
現状カンタンには上がりませんし、
手軽に掲載でき、SEO的にも強い、というのは、
ポータルサイトの最大のメリットと言えるでしょう。
さて、そんな「沢山の情報を」掲載しているポータルサイトです。
デメリットとしては、競合の多さです。
SEO対策で上位に上がったとしても、ポータルサイト内での順位争いがあります。
また、自社のページがたとえ利用者の目に入ったとしても、
掲載できる情報が少なく、
競合との比較検討がしやすいポータルサイトだけでは、
価格や立地などの情報だけで弾かれてしまう、
資金の潤沢にある大手には勝てない、ということになってしまいます。
ポータルサイト掲載時は3C・4P分析を
先に述べたように、ポータルサイトでは、ユーザーが比較検討しやすい、というのが特徴です。
つまり、競合に勝つこと、強みを明確にすることが第一歩。
そして、強みを明確するためには、3C・4P分析が役に立ちます。
3C分析とは?
「Customer 市場」で何が求められているのか、
「Competiter 競合」はどんな商品・サービスを提供しているのか、
「Company 自社」の現状はどうか、目標や強みはどうか、
を考え、
「市場でニーズがあり、競合にと比較されても勝てる自社の強み」
を見出すことです。
4P分析で自社・競合について知る
3Cの「競合」「自社」を考えるときに役に立つのが、4P分析。
競合・自社の
「商品/サービス」「価格」「宣伝」「立地」を、
一度書き出してみると、見えてくるものがあるかもしれません。
ホームページとの合わせ技は不可欠!
こうして、ポータルサイトへ掲載を行い、一安心…
ではいけません!!
自社が掲載できるポータルサイトでの情報量の少なさは大きなデメリット。
「このお店のこと、もっと知りたいな」
「この商品、買う前にもう少し色々見ておきたいな」
と、せっかく興味を持ってくれた方のニーズに、
答えられていない可能性があります!
興味を引いたあとには、
やはり、深掘りして情報を発信できる、ホームページは必要不可欠です。
ポータルサイトの受け皿として、ホームページを必ず用意し、
「興味」を「成約」へと導いていきましょう!
ここまで、10回に渡り、SEO・リスティング広告・SNS・ポータルサイト、と、
自社サイトへの入り口についてお話してきました。
では、受け皿ホームページはどんな情報を載せればいいのか…?
それには、まず、WEBサイトの種類を知っていきましょう。
ECサイトにコーポレートサイト…
自社サイトの目的や種類をまず知って、適切な運用を行うことが大事です。
というわけで、次回からは、
【ウェブサイトの種類 編】を数回に渡ってお送りします。
お楽しみにお待ち下さい!
Facebookページの運用と広告
前回は、Facebookの基礎知識をお伝えしました。
今回は、さらに企業用のFacebook「Facebookページ」の運用と広告について、お伝えしていきます。
さて、ここでおさらいです。
前回の頁で個人のFacebookと企業のFacebookページの違いをお伝えしましたが、
大事な部分になりますので、ここでおさらいをしておきましょう。
個人のFacebookの仕組み
・他のユーザーと「友達」になって繋がりを持ちます。
・投稿すると、繋がった人のニュースフィードに配信されます。
・繋がった人が投稿すると、自分のニュースフィードに配信されます。
企業のFacebookページの仕組み
・ユーザーから「いいね!」をもらって繋がります。
・投稿すると、繋がった人(=いいねをしてくれた人)のニュースフィードに配信されます。
・企業にはニュースフィード画面はありません。
覚えていただけているでしょうか?
「企業はユーザーから「いいね!」をもらうことで繋がりを持つ」など、少しだけ、仕組みが違うのです。
Facebookマーケティングの成功フロー
では、「Facebookページを運用する」とは一体どういうことでしょうか?
Facebookのマーケティングマネージャーの須田氏が過去に、「Facebookマーケティングの成功フロー」について、こんなお話をされたことがあります。
成功のカギは「BCEI」
当たり前ですが、まずはFacebookページを作ることから。
アイコンやカバー画像も、ユーザーに語りかける大事な要素の一つですから、
ホームページと同様、企業やお店・ブランドイメージが伝わるようなものにしましょう。
また、Facebookページは「いいね!」をもらうことが大事です。
最初から有料広告を使うのではなく、スタッフさんや家族、商品、店頭や営業時のご案内、使っている広告(ホームページや紙媒体)やメールリストなどでの紹介などなど、まずはすでにある【資産】を活用していきましょう。
自力で、「いいね!」を集めたら、更にFacebookの広告を効果的に活用し、より多くのファンと繋がりましょう。
Facebook広告は、ターゲット設定や、広告素材、ユーザーの反応を見て改善する、など効果を最大化する運用が大事になってきます。
「いいね!」をしてくれたファンに、タイムリーな投稿をしていくことを心がけましょう。
頻度の高い投稿で、
「常につながっている状態」=「オールウェイズ・オン」
を心がけます。
また、内容も、投稿者の人間味を大事にし、
ファンが反応したくなるようなFacebookページならではの「スペシャルオファー」を
用意することが大切と言われています。
投稿後は、ファンからどんな反応があるか、
「インサイト(アクセス解析ツール)」を見て検証・分析・改善をしていきましょう。
ファンの友達へアプローチする方法としてFacebook広告の活用も有効的です。
設定で、自社のFacebookページに「いいね!」をしてくれた人の友達に広告を表示させることもできます。
「○○さんがこのページに「いいね!」と言っています」という広告を見たことはないでしょうか?
「友達がいいね!と言っているのか!」と広告にソーシャルない意味をプラスすることで、口コミに近い効果が期待できる広告です。
以上のモデルが、須田氏が提唱する「成功フロー」です。
【Facebook広告】
前述の成功フローではFacebook広告の、ファンと繋がりを持つ部分にフォーカスしています。
もちろん、Facebookの広告を出すことで、「いいね!」を集める、という効果もありますが、Facebook広告から、自社のWEBサイトへとリンクをしたり、アプリをインストールさせたりすることもできます。
また、ターゲットを年齢や性別、地域、関心を持っていることから絞ることもできたり、広告の掲載場所なども選ぶことができます。
リスティング広告同様、広告を出す目的や自社・商品のターゲット層によって、設定を詳細に計画、さらに運用後は改善していくことが求められます。
リスティング広告については、前編をご覧下さい!
Facebook本来の意味を見失ってはダメ!
Facebookページの活用に大事なのは、
上記のように
「Facebookページをつくり」「ファンと繋がり」「交流し」「広げる」
ということです。
ただし、あくまでも、Facebookは「ファンと交流するためのツール」。
WEBサイトなどのオウンドメディアとの相乗効果を期待するものであって、
それ単独で成果を望めるものではありません。
また、広告についても、
リスティング広告等に比べると現状では比較的安価な場合も多いという理由から、Facebook出稿する方もいますが、
Facebook広告はあくまで潜在的ニーズへ働きかけるもの。
すでにキーワードで検索しているユーザーに届ける
リスティング広告とは意味合いが変わります。
「広告のクリックが何に繋がるのか」「狙いたいユーザーに届くのか」
まで考え、適切に利用することが求められるのです。
繰り返しになりますがFacebookはあくまでもファンとの交流のツール。
成功フローに沿って運用しつつも、「いいね!」の数や広告にとらわれすぎてその本来の意味を見失ってはいけません。
地道な”本当のファン”の「いいね!」を集めることや、
ファンのことを想い、驚きや楽しさを与えるような、興味をそそる投稿を考えるなど、
顧客の囲い込みツールの「ひとつ」として運用をしていくことをオススメします。
【保存版!】Facebookの基礎講座
前回は、SNS、特にFacebookの有用性についてお話ししました。
今回は、そのFacebookについて、基本的な仕組みと、知っておくべき用語をお伝えしていきます。
※Facebookの仕様は頻繁に変更されます。こちらに掲載している情報は2016年4月時点での内容です。
Facebookの基礎 =その1=
Facebookってなにができるの?
そもそも、使ったことがないと、「Facebookって一体なにをやるものなのか...」自体がわからないという方もいるはず。
Facebookでできることを簡単にまとめると
・文章や写真、動画を投稿する
・共有したい記事やWEBサイトなどをシェアする
・友達の投稿に「いいね!」「悲しいね」「ひどいね」などの反応をする
・友達の投稿にコメントを入れる
・企業のページに「いいね!」をして情報を受取る
・友達とメールやチャットをする
など、です。
ちなみに、投稿に「悲しいね」「ひどいね」など、「いいね!」以外の感情表現ができるようになったのもごく最近のこと。
悲しい投稿や腹立たしい投稿に反応したいけど「いいね!」は付けづらい…
という声が上がっていた中、新たに追加された機能です。
その他、色々な新しい機能の追加が順次行われていきますが、
まずは難しく考えすぎず、
基本的には
「投稿したり、投稿したものを読んで感想をつけるもの」
と認識すれば間違いありません!
Facebookの基礎 =その2=
Facebookの画面の種類
Facebookをはじめて、まず「?」となるのが、画面が2種類存在することかもしれません。
このような2種類の画面が存在します。
左を「ニュースフィード」右を「タイムライン」と呼びます。
「ニュースフィード」は、その名の通り「新しい記事」を見るところ。
友達になった人や、いいね!をした企業の投稿が流れてくるページです。
Facebookにログインをすると1番最初に出てくるのはこのページになります。
「タイムライン」は、一人一人に設けられている「マイページ」のようなもの。
プロフィールやこれまでの投稿したものなどを見ることのできるページです。
Facebookの基礎 =その3=
FacebookとFacebookページの違い
Facebookは、ご存知の通り、個人だけではなく企業のページも存在します。
そして、少しだけ、仕組みが違います。
「仕組みが違う」となると、「個人で折角覚えたのに、企業までは無理!」という方もチラホラ。
しかし、全く難しいことはありません!「少し」違うだけです。
ちなみに、企業が持つページを「Facebookページ」と呼びます。
以前は「Facebookページ(ファンページと呼ばれていた時期もあります)」単体でも開設が可能でしたが、
今は基本的には、個人が管理者になって開設する必要があります。
つまり、個人アカウントがなければ企業ページの開設はできません。
個人のFacebookの仕組み
・他のユーザーと「友達」になって繋がりを持ちます。
・投稿すると、繋がった人のニュースフィードに配信されます。
・繋がった人が投稿すると、自分のニュースフィードに配信されます。
企業のFacebookページの仕組み
・ユーザーから「いいね!」をもらって繋がります。
・投稿すると、繋がった人(=いいねをしてくれた人)のニュースフィードに配信されます。
・企業にはニュースフィード画面はありません。
Facebookの基礎用語
Facebookを活用していくと、避けて通れないのが「用語」。
SNSに広く使われているものもあれば、Facebook特有のものもあります。
その中でも特によく耳にする用語をまとめます。
友達になった人や、いいね!をしたページが、「投稿」したり「いいね」「シェア」などをすると、その記事が表示されるページ。
ログインした時に一番最初に出てくるページです。
プロフィールや、これまで投稿したものを見るページ。
基本的に自分以外にも見ることができますが、プライバシー設定で公開範囲を絞ることもできます。
友達リクエストをして、相手に承認されると、友達となります。
友達になると、投稿した時にお互いのタイムラインに表示されるのはもちろん、友達のみに公開している投稿を見ることができたりします。
知り合いではないが興味のあるユーザーなどの投稿をチェックしたいとき、友達リクエストをせずに、フォローをしてチェックすることもできます。(相手が許可している場合のみ)
友達の関係は双方向ですが、このフォローの場合は、一方的な閲覧となります。
逆に「友達関係だが、フォローをしない」状態にすると、表示上は友達となりますが、タイムラインにその人の記事は流れません。
投稿や、企業のFacebookページに、ワンクリックで意思を示せる機能。
「いいね!」の他に、「悲しいね」「ひどいね」「超いいね」などもあります。
投稿に対して、文章で答える機能。
投稿やウェブサイトなどを引用し、自分のコメントをつけた上で投稿すること。
一緒に写っている写真や、文章に、友達の名前を入力すること。
入力することで、入力された人のタイムラインにも投稿されるしくみになっています。
ここまで説明しておいてなんですが…
ここまで、Facebookの用語や基本の仕組みを紹介しました。
説明しだせば、「いいねの仕組み」や「プライバシー設定」など、キリがありません。
これだけ説明をしておいて、なんですが…
Facebookは「習うより慣れよ」です!
まずは、アカウントを開設し、色々と見たり投稿したりしてみてください。
数日間、続けて使ってみると、おおよその仕組みや用語は理解ができるはずです。
やっぱりわからない!という方は、ぜひ、サポート担当までお問い合わせください。
個人アカウントがなんとなくわかったら、今度はビジネスでもFacebookを活用していきましょう!
というわけで、次回は、FacebookページとFacebook広告についてお伝えします!
SNS活用がビジネスにも必須な“ワケ”とは??
突然ですが、みなさんはSNSを利用されていますか?
今や、老若男女問わず広がりを見せています。
WEBの中でも、影響力のある大きな存在となっており、企業にとっても無視のできない存在となったこの「SNS」について、今回から3回に渡り、お伝えしていきます。
そもそも、SNSとは??
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、インターネット上で交流を行うサービスのこと。
日記やメッセージを通じて、友人や共通の趣味を持つ人達などと交流を行うものです。
FacebookやTwitter、LINEを筆頭に、mixi、Google+、Instagram、Tumblr…などなど、様々なサービスが登場しています。
「Share」の時代到来
SNSの重要性は、なにもネットビジネスだけに言えることではありません。
マーケティングにおける、消費者行動のプロセス「AISAS(アイサス)」の法則をご存知でしょうか?
これまでの理論「AIDMA(アイドマ)」では、消費者が購買に至るまでのプロセスは、
「気になり」→「興味を持ち」→「欲しくなり」→「記憶して」→「買う」
とされていました。
しかし、インターネット利用が広がる現在、消費者の行動モデルは、
「気になり」→「興味を持ち」→「検索して」→「買って」→「共有する」
というプロセスに変化していると言われています。
この「共有(Share)」は、まさにSNSの賜物。
.。oO 美味しかったお店のランチをFacebookにアップ!
.。oO 新しく買った服を着た写真をInstagramで公開!
.。oO 最新モデルの家電を買った喜びをTwitterでつぶやく!
…など、自分はやらない!という人でも、きっと一度は目にしたことがあるはずです。
ちなみに、最近ではさらにこの「共有」を深掘りした、「DUAL AISAS(二重構造のAISAS)」という行動理論も提唱されていますが、それはまたの機会に。
兎にも角にも、これまでなかった「共有」という行動が、SNSの普及で一般ユーザーの中に広がり、マーケティングの世界でも注目をされている、ということを、頭に入れておくべき時代になったのです。
Facebookの有用性
「重要なのはわかってる!でも、たくさんあるSNSの中で、何から手を付けていいかわからない…」そんな方も多いはずです。
そんな方は、まず、Facebookの活用をオススメします。
今や、世界15.9億人、日本国内だけでも2,500万人が登録する大規模SNS。
企業での利用も広がりを見せており、Facebookページ(企業のFacebook)の中小規模企業の登録数は、5,000万社に上ります。
その登録者数の多さからいっても、「AISAS」の時代において「Share」の担う、
口コミ効果
潜在的ニーズへの拡散効果
において、Facebookは特に有用と言えます。
さらに、Facebookページでの定期的な情報発信で、ネットに限らずビジネスで重要な
優良顧客(ファン)の獲得
も見込めます。
SNSの最大の特徴ともいえる、相互のコミュニケーションを最大限に有効活用できるのがこのFacebook。
「まだ始めていない!」という方は、今すぐ、登録をオススメします。
開設して満足…!ではもちろんいけません
Facebookページを開設して、ホームページにリンクを貼って…満足してはいけません!!
ホームページと同様、Facebookも管理・活用していくことが重要です。
― そんなお話をサポートの中ですると、よく聞かれるお声
「難しそうだからやりたくない…」
いえいえ!そんなことはありません!
慣れてしまえば、どんなツールよりも簡単に“情報発信”ができます。
拒否反応を起こす要因として、「用語が難しそう!!」というのが一つ挙げられるでしょう。
たしかに、
「タイムライン」と「ニュースフィード」があったり、
「いいね!」できたり「コメント」できたり「シェア」できたり
…と、使わないと違いがわからないものも多いのは事実。
そこで、次回は、SNS活用講座・続編。
「保存版!」Facebookの基本の仕組みと、基本用語集をお届けします。
こんなときどうすれば!?リスティング広告ケーススタディ
前回はリスティング広告の検索連動型広告の概要についてお伝えしました。
今回は広告を導入する際の心構え、そして運用のポイントをお伝えしたいと思います!
一番最初に考えるべきこと
広告のゴールが「売り上げを伸ばしたい!」とか「問い合わせを増やしたい!」「みんなに知ってもらいたい!」などざっくりとした目的だけではダメです。(みんなそう思ってますから!)
例えば、あなたがヨガ教室のオーナーで、ヨガ初心者の入会を増やしたい場合なら、広告の目的は「ウェブサイトからの無料体験レッスンの申し込み件数」等になります。
このようにしっかりターゲットを絞り、ゴール=コンバージョンを定めることが、最初の大きなポイントです。
運用が始まったら…
私たちは広告主であるお客様方と打ち合わせを重ね、最終的に出稿する広告内容を決めて行きます。
他の媒体に比べ、反応がすぐに分かりやすいのがメリットの1つでもあるリスティング広告ですので、広告を公開後は、ついついすぐに効果反響を期待してしまいがちです。
しかし!ここで大事なのはまずは【少なくとも二週間程度はそのまま広告を掲載して見守ること】です。
掲載結果と次の対策例
今回は、名古屋市A区にあるヨガ教室のオーナーが広告主で、
ウェブサイトからの無料体験レッスン申込みがゴールと想定して見ていきます。
※全て実際の運用の結果ではなく例です。ご了承ください。
▼現在の設定キーワードの状況
こちらの場合は、クリックされていない、もしくはクリックが少ない状態ですから、とりあえずは予算の心配は要りません。まずすべきことは、キーワード設定の見直しと、品質スコアの向上に対策できることはないか考えることです。
上の表では、いずれのキーワードも上限単価は50円で、それぞれ品質スコアや掲載順位が異なっています。
この場合は以下のような改善をすることができます。
改善①「ヨガ教室 A区」
品質スコアは比較的良いが、広告掲載順位が低いため、クリックの上限単価を上げる。
改善②「ヨガ 名古屋市」
品質スコアが低く、広告文とキーワードの関連性が低いと考えられるため、別の広告グループを作成して、関連性の高い広告文で表示させるようにする。
改善③「ヨガ教室 岐阜市」
そもそも“岐阜市にあるヨガ教室を探している人”が名古屋市に通う可能性は極めて低く、さらにキーワードと広告文の関連性も低い。この場合は岐阜市を対象エリアとせず、キーワードを外す。
▼現在の設定キーワードの状況
▼現在の検索クエリ(実際クリックされたキーワードのレポート)
この場合は、結果につながらないのにどんどんクリックされて費用がかさんでいってしまっている状態です。クリックはたくさんされているので、広告文の内容はあまり問題無さそうですが、主に2つの原因が考えられます。
1つ目は、キーワード設定、
2つ目は、広告からのリンク先のウェブサイト側の内容です。
キーワード設定は、少しでも余分なクリックを抑えたい場合は必ず「除外キーワード」を設定します。上の表の場合は、もし広告主のヨガ教室に「ホットヨガ」の施設がなければ「ホットヨガ」は除外キーワードに設定します。また、「ヨガ」のみのキーワードで検索しているユーザーは、教室を探しているのかヨガについて情報を集めているだけなのかが分からないため、キーワードから外します。
その他にも、リンク先のウェブサイトの内容は、広告の内容に合っているかどうか見直しましょう。打ち出している内容が魅力的ではないとか、サイトの動線が悪いなどといった可能性も考えられます。広告を始める前の段階で、広告の内容に対して、ウェブサイトがしっかりマッチしたものになっているかどうか、ユーザビリティが良いかどうか等を見直し、改善しておく必要があります。
広告の効果が出た場合も、常にレポートのデータから改善できるポイントを探し、設定を調整していきましょう。
さらに問い合わせ件数や売り上げを伸ばす手段にこれという正解はありませんが、リスティング広告には1日の予算設定がありますので、この予算を上げる事でそれにほぼ比例して反響を伸ばすことは可能といえるでしょう。
ただし、当然ですが、費用対効果や実際にその仕事量をこなせるかどうかなど、しっかり考えた上で予算を決定しましょう!
リスティング広告について3回に渡ってブログを書いてきましたが、なんとなくリスティング広告について内容を掴んでいただけましたでしょうか?(複雑な話になってしまい申し訳ありません…)
今後も次の機会に広告について紹介をしたいと思います!
そして次回からは、いよいよSNSの活用についてご案内します!
どうぞご期待ください♪
メリットばかりじゃない!広告運用の心構え
前回はリスティング広告の検索連動型広告の概要についてお伝えしました。
今回はリスティング広告のメリットとデメリットをご案内しながら、
広告を導入する際の心構えをお伝えしたいと思います!
リスティング広告のメリットとは?
◎ クリック課金
リスティング広告の最大の特徴といえるのがクリック課金です。
例えばポスティングチラシはどれだけの人の目に留まったかは分かりませんが、とにかく作って撒いた分だけお金がかかります。
検索連動型のリスティング広告の場合は、クリックされて初めて広告費用が発生します。見られた分だけお金がかかる、ということです。さらにそれに対しての予算の上限をあらかじめ指定しておけるので、指定した予算をオーバーすることはありません。
◎ 希望するあらゆるターゲットに訴求可能
リスティング広告では、広告主の扱うサービスや商品に関心が高いと考えられるターゲットを絞り込んで広告を表示することが可能です。「検索連動型広告」は文字通り、検索語句に対して広告を表示しますので、まずはどういった文言で検索された場合に広告を表示させるか選ぶことが可能です。さらに、対象となるエリアや日付・時間帯を絞って指定することができます。
◎ すぐに反応が分かる
広告が何階表示されたのか?そのうち、何回クリックされたのか?それは、広告開始後すぐにレポートとして確認することが可能です。
ネットだから当たり前のように思えますが、他の媒体(ポスティングチラシ、フリーペーパーetc)と比較すると、これは非常に大きなポイントです。
◎ 状況に合わせて設定の変更ができる
リスティング広告は、いつでもネット上の管理画面から編集が可能です。広告の反応が良くないので設定を改善したり、逆に反響がたくさんあったので一旦停止をしたり、その状況にあわせて臨機応変にリアルタイムで対応することが可能です。リスティング広告のデメリットとは?
リスティング広告のデメリットとは?
✕ 資金力
確かに予算を決めてスタートできるのがメリットの1つではあるのですが、低予算かつ短期間で効果反響を!…というのは、誰もがかなえられるものではありません。競合の状況や商品・サービスによって、広告の様子を見ながら、改善をくり返して行きます。そのためにはやはりある程度中長期的に広告運用を考えていく必要があり、それにはコストが必ず必要です。
✕ 広告運用コスト
これはクリック課金で消費されていくコストとはまた別で、広告を運用する「人」にかかるコストです。これはシークで運用する場合は「手数料」としていただいていますが、自社で運用する場合にも運用する方の作業負荷としてコストが発生することを忘れないようにしましょう。
✕ 運用者によって広告の善し悪しがかなり変わる
リスティング広告も日々進化してきているので、管理に関して自動化が進んできていますが、まだまだかなり属人的な広告であるといえます。自動化が進んでいるとはいえ、その機能を知らなければ使いこなすことは出来ませんし、あなたの商品・サービスを制限文字数内で魅力的に伝えられるかどうかも、それを考える人間に依存しています。
最後に・・・
始めるのは簡単でも、上手く運用していくのは簡単じゃない!!
これが広告運用の心構えです。簡単に始められて、反応も早いことが大きなメリットですが、運用するのが難しいのがリスティング広告です。上手く活用して利益の最大化を目指しましょう!
リスティング広告について、どんなものか掴めてきましたでしょうか?
次は、より具体的に把握していただくために、仮のオーナーを見立てて運用のケーススタディをしていきたいと思います!
次回:こんなときはどうすれば!?検索広告ケーススタディ
それでは、今回も最後に・・・
私がこのブログで考案中のエリアマーケティング事業部のゆるキャラ「しーやん(非公認)」をレベルアップさせました!
※色がつきました!
\ 今日もいいね!お願いします /
リスティング広告ってナニモノ?= 仕組みの基本 =
今回からのテーマはネット上の広告の1つ「リスティング広告」です。
とても取り入れやすい広告の1つですが、
同時に「基礎」を理解しておくことが非常に重要です。
どんなものなのか理解し、広告の成果につなげていきましょう!
そもそも「リスティング広告」とは?
リスティング広告とは、他にも「クリック課金広告」や「PPC広告」などとも呼ばれています。
二大検索エンジンGoogleとYahoo!の提供する広告サービスで、
「検索連動型広告」と「コンテンツ連動型」がありますが、
今回は「検索連動型広告」について紹介していきます!
検索連動型のリスティング広告とは、下図のようにGoogleやYahoo!で検索した時に
検索結果の上や右側に表示される広告のことです。
いかがでしょうか。多くの方がご覧になったことがあるかと思います。
リスティング広告は「クリック課金広告」「PPC(=Pay Per Click)広告」と呼ばれている通り、
閲覧しているユーザーが広告をクリックすることにより料金が発生しているのです。
広告の構造
GoogleもYahoo!も広告は下図のような構造になっており、
売り出したい商品やサービスやタイミングによって様々な使い分けが可能です。
例えば、建築業であれば「新築」と「リフォーム」でキャンペーンを分けたり、
リフォームの中でも「キッチンリフォーム」と「トイレリフォーム」で広告グループを分けたりなど、
目的やターゲット、予算計画などに合わせていくつものキャンペーンを作成することが可能です。
広告掲載の時期も調節でき、年末年始に合わせ広告を11月~1月半ばまで表示して、
その後、年度末に向けた広告を2月半ば~3月末に表示させるなど、
自由に調整することが可能です。
キーワードごとに入札! - 広告掲載の仕組み -
先に説明したとおり「広告グループ」に対して、「広告文」「キーワード」が設定されています。
例えば以下のような設定だとします。
————————————————
キャンペーン:リフォーム
広告グループ:キッチンリフォーム
キーワード :名古屋市 キッチンリフォーム
広告文 :名古屋のキッチンリフォームはお任せ!~略~
————————————————
この場合ユーザーが「名古屋市 キッチンリフォーム」というキーワードで検索すると
キッチンリフォームについての広告文が表示されるといった具合です。
そこでユーザーから広告がクリックされる確率を、大きく左右する要因の1つが広告の「掲載順位」です。
広告掲載の順番は次の2つによって決まります。
・広告を掲載させる検索キーワードに対しての【入札価格】
・Google又はYahoo!から評価される【広告品質】
▼広告掲載の順番はこの【広告ランク】の高い順に並んでいます。
◎POINT!
入札価格だけで広告掲載順位が決まるわけではない!
<例>
A社 入札価格 100円 × 広告品質 1 = 広告ランク 120
B社 入札価格 40円 × 広告品質 2 = 広告ランク 80
C社 入札価格 20円 × 広告品質 8 = 広告ランク 160
→ この場合、上からC社→A社→B社の順で広告が表示されるというわけです。
「AISAS理論」 - リスティング広告の役割って? -
「AISAS(アイサス)理論」をご存知でしょうか。
これは95年に「電通」によって提唱されたWeb時代における
「消費者の購買行動プロセス」を示したものです。
人は以下の流れで、Web上で購買行動を行うというモデルで、
それぞれの頭文字を取って「AISAS」といいます。
A ATTENTION:注意
I INTEREST:興味・関心
S SEARCH:検索
A ACTION:行動
S SHARE:共有
Webで販促を行う上でゴールは「ACTION:行動」になります。
具体的にはサイトでの「購入」や「問い合わせ」「資料請求」などが該当し、
広告の役割がゴールから近いほど効果が高いといえます。
そして「検索連動型のリスティング広告」は「SEARCH:検索」にあたり
一目瞭然で別の広告よりも効果が高いことが分かります。
いかがでしたでしょうか?
今回はリスティング広告についての初回ということで、
そもそもナニモノなのか!?という仕組みや考え方についての基礎知識でした。
次回はさらに掘り下げて、【メリット・デメリット】について、
具体例を交えながらご案内したいと思います。
次回:メリットばかりじゃない!広告運用の心構え
どうぞご期待ください。
それでは、最後に・・・
私が勝手に考えたエリアマーケティング事業部のゆるキャラ「しーやん(非公認)」をご覧ください!
※シークのロゴマークの形の恐竜くんです!
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